生活習慣病担当看護師の役割と仕事内容

看護師の仕事内容は、医療行為のほか、患者の療養中のケアも重要な任務のひとつとなっています。

特に回復期に入った生活習慣病の患者に対し、日常生活に復帰できるよう支援することも、この生活習慣病に関わる看護師の仕事です。成人の患者は年齢の幅が広い上、仕事上のストレスや不規則な生活で生活習慣病を患うリスクが高いため、病気を予防するためにアドバイスすることも、看護師の役割です。
生活習慣病には心臓や脳等の循環器系の疾患が多いですが、これらを扱う診療科で勤務する場合、単に医師の補助だけにとどまらず、リハビリ支援を担う理学療法士や保健師との連携も必要になります。
保健師と連携する場合、生活習慣病を予防するためのサポートチームが編成されます。これらの任務を実践する保健師や栄養士を対象とする研修が行われることもあります。

生活習慣病関連の病棟での看護師の仕事内容は血圧測定、入浴や排泄等の支援が中心です。健診や外来等で勤務する場合は、検査結果の説明、健康相談対応等も任されます。
クリニックの外来や病院の入院患者への対応だけでなく、患者の家庭を訪問する在宅訪問看護、自治体や企業等の団体で開催する健康診断での仕事も多いため、正社員だけでなくパートやアルバイトとして勤務する看護師も多いです。
訪問看護での仕事は血圧測定が多いですが、要介護認定を受けた生活習慣病の患者がいる家庭では運動療法等のアドバイスをしたり、家族に対して介護に関する助言も行うことがあります。